伝知板・・・2011


                                              各月をクリックしてご覧ください

  2011年(平成23年)    
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 12月  


          求む!休眠中の琵琶
        
        
京都造形芸術大学の非常勤講師として 琵琶演習のお手伝いをしています。
        若い学生さん達との交流にも慣れました。
        悩みの種は 楽器の数が圧倒的に不足していることです!!
        2~3名で一面の琵琶を使っているのが現状です。
        眠っている琵琶(筑前、薩摩の種類は問いません、壊れていても部品が
        欠けていても結構です)や撥を無償で提供して下さる方・・・・を求めています。
         ご支援くださる方・・・・〔琵琶工房やまのべ〕までご一報下さい。   
        どうかよろしくお願いします。


   〔2011年12月〕
  
   

     第309回 赤穂義士追慕法要 筑前琵琶献奏  花岳寺にて(12月14日)
     
             
     
    義士祭の前夜13日には各所で色々な行事が催されています。灯篭によるライトアップ
    の施された花岳寺では 夕方からの三遊亭楽松師匠の追慕落語が恒例となってい
    ます。大石神社や赤穂城跡 武家屋敷公園などでも大行燈の奉掲 追慕提灯 また
    ニラ雑炊 かす汁 のおもてなし等もあります。 14日の大名行列 義士行列などの
    忠臣蔵パレードに向けて 市の中心界隈での雰囲気が盛上がっていきました。
    義士追慕法要は14日午前10時15分 厳かに宗偏流献茶により始まり 続いて導師
    による宣旨捧読 そして読経の中を参列者の焼香が続きました。
    遠路三木市からの友人も 参列・焼香ができたことに感激の様子でした。
    琵琶曲〈大石主税〉には辞世の句「あふ時は語りつくすと思へども別れとなれば残
    る言の葉」が入っていませんが 母との別れに際しての感慨の歌らしく 16歳の年齢
    を思うと胸に迫りくるものがあります。
  

  
     親鸞聖人750回大遠忌法要 並び報恩講
               
記念御堂コンサート   光行寺にて
(12月2日)
 
    
        
    
    昨年秋に広島市の光禅寺さまにて「親鸞聖人の生涯と平家物語」のタイトルで演奏
    をさせて頂きましたが その折に聴いて頂いたことがご縁で この度のコンサートを
    企画に入れてくださいました。曇りで時々小雨の降る天候でしたが 大勢の方々が
    参拝され 境内では檀家の皆様がご用意の昼食 おでん 麺類が振舞われました。
    今まで幾たびも仏教賛歌を聴かせていただきましたが その優しい旋律と歌声は
    やはり心を穏やかにしてくれます。親鸞聖人が述べられた「世の中 安穏なれ」が
    切実な願いとして今ほど迫って来ることは なかったと思える昨今です。
    全ての行事が終わり反省会にも参加させていただきました。 苅屋師とも琵琶談義
    などを楽しむことができ 帰路の乗車駅・福山駅に着いた時には 駅横の福山城が
    ライトに照らされ朝の情景とは全く異なって見えました。
      




                                                  〔この頁の最初に戻る〕
    〔2011年11月〕




       〔サンデーGENKI No.1〕  ラジオ番組FMゲンキにて(11月27日)

                  

    ラジオ生番組でのお話しは少し緊張しましたが ベテランのパーソナリテイー西田理恵さん
    の巧みな質問のお陰で すんなりと会話が進み 無事終了しました。  〈祇園精舎〉を
    何人の方が聴いてくださったのか
・・・。FMゲンキのある建物から姫路市立美術館
    へ向い 途中の公園内の東屋で姫路城を背景に写真を数枚。姫路城は今修理中で
    お城は右端写真のように実物は囲いで覆われています。美術館は来年の3月末まで
    改修のため休館中でした。少し足を延ばし〔四大浮世絵師展〕を開催中の県立博物館
    ヘ入りました。東洲斎写楽 喜多川歌麿 葛飾北斎 歌川広重の作品が多数展示されて
    いて2時間以上をかけて廻りましたが 数々の作品は大変に見応えのあるものでした。
    午後からは パルナソスホールのマンドリンオーケストラの定期演奏会を鑑賞しました。
    これもすばらしいコンサートでした。心地よい疲労感と満足感の一日でした。





    歴史家と共に・・・
    
源平ゆかりの史跡を車いすで巡るまち歩きウォーク  かもめりあ にて(11月25日)


         

    天候を心配していましたが この日は素晴らしい晴天となりました。〔かもめりあ〕の外壁
   は一面のガラス張りのため 降り注ぐ太陽のひかりで場内は暖かく 波静かな海を見な
   がら源平の物語に想いを馳せていただけたでしょうか。演奏後の田辺先生の清盛と
   神戸のお話しは 大変興味深いものでした。講演の後 皆さんは港巡りに向われました。
   私は この度のご依頼を頂くまで このようなNPOの活動があるということを全く知りませ
   んでした。この活動が広く認知されることを心より願っています。
   久しぶりにハーバーランドを散策して 30年以上前に元町でよく訪れた店と同じ名前の
   喫茶店を見つけました。 懐かしいチーズケーキをいただきながら 往時の思い出に少し
   耽ることが出来ました。





    開 館 20 周 年 記 念
          ~琵琶への誘い
 滝川記念美術館 玉青館にて(11月 6日)

       

    展示室には直原玉青画伯の代表作「禅の牧牛 うしかひ草」などの名作が 多数展示さ
    れています。展示会の名称である〔善縁コレクション展〕は 画伯が最晩年に詠まれた
    〈善縁に生かされ白寿賜りぬ〉
から命名されたとのことです。
    二つに区切られた1階の展示室の半分に 数十の椅子が並べられ 周りを名画に囲ま
    れた素晴らしい空間が用意されました。マイクなしの響きも琵琶にふさわしいものでした。
    あいにくの空模様でしたが大勢の皆様がご来場くださり 展示室の外にも椅子やソファー
    を追加して 聴いていただきました。まさに 善きご縁に支えられての演奏会でした。

    南あわじ市のホームページに 演奏の様子が動画ニュースで少し報じられていました。
   〔南あわじ市 さんさんニュース Vol582〕と入力し検索すると ご覧いただけます。


                                                   〔この頁の最初に戻る〕
    〔2011年10月〕




   お寺コンサート 
          
~平家・八雲と親鸞聖人の物語 西念寺にて(10月30日)

      

   環境保全に取り組んでいる市民グループの〔播磨灘を守る会〕は 地道な活動を継続され
   結成から40年になるそうです。当初からのメンバーのお一人で 代表世話人の前住職の
   青木敬介師は 合唱団に所属しておられたそうです。休憩の際に近くのお寺の坊守さん
   が指導され 参加者全員で斉唱した仏教讃歌や 〈敦盛〉の後の〈青葉の笛〉の斉唱の際
   にもひときわ響くお声でした。師は最近随筆集「寒僧記」を出版されました。仏教思想を
   基に取組んだ環境保護運動や平和運動又最近の原発事故などについても自由に書い
   ておられます




    第81回 筑前琵琶全国大会  新長田ピフレホールにて(10月16日


         
   
    開演に先立って総勢80余名の記念撮影が 舞台で行われました。持ち廻りの司会の
   ため 又この次に神戸で開催されるのは何時の日のことでしょう。

   三部構成で第一部のオープニングは各地旭会有志の大合奏。 二部の始めは神戸旭会
   の〈ながれ〉で この曲は師・柴田旭堂先生作曲の器楽曲で この度は上原まりさんの
   編曲によるものでした。第三部の始めの曲は 東日本大震災及び阪神淡路大震で被災
   された皆様の鎮魂と 復興への祈りを込めて
神戸旭会員の瞑目合掌を背景にして
   〈般若心経〉
の読経とともに 筑前琵琶の秘曲〈盲僧琵琶の幻想〉を合奏しました。
   会場入口に「募金箱」を設置し 皆様からの義捐金を募りました。
   大勢の皆様方のご支援に御礼を申し上げます。





                                                   〔この頁の最初に戻る〕
    〔2011年9月〕




    月のあかりの琵琶がたり 海の見えるサロン&ギャラリー安暖庭にて(9月17日)

      

   前日からの台風接近で激しい雨のため 幾人かの方が来場を断念されたそうですが
   それでも大勢の方がご来聴下さいました。高台の安暖庭からの眺めは 雨模様では
   ありましたが上の写真のようにすばらしいものです。
   〔長月の展示会〕と銘打たれた 和工芸家・玉田勝人さんと陶芸家・大路光機さんの
   作品の数々が この日の演奏会を挟んで三日間展示されていました。作品の一部を

   踊り場や地階の部屋に移して 演奏の場を整えてくださいました。開演前のひとときに
   すばらしい作品の数々を拝見。そして 室内照明を最小限に絞り〔和灯工房・楓林中居〕
   の玉田氏の素敵な行燈の灯りで舞台を設えていただきました。
   打ち上げでは安暖庭のオーナー重森夫妻をはじめ 同年代(!?)が揃い 時間の経つ
   のも忘れるくらい楽しく過ごしました。





    太子町観月会 ~いかるがの里 月見の会 斑鳩寺にて(9月11日)

   

    斑鳩寺講堂前には舞台が設えられて 境内には多数の絵行燈やランプシェードが並べ
    られ 三重塔の前には来年の干支である藁細工の巨大な龍などが飾られていました。
    太子町文化協会の大勢の皆さんによる準備が整い 6時より宴の始まりです。
    出演までの間 聖徳会館で催されているお茶席にてゆっくりとお抹茶をいただき 演奏
    に備えました。境内は老若男女多数の方々で賑わい 日ごろから地域の人々に親しま
    れる古刹であることが窺えます。投句箱から取り出された俳句は 早速短冊に清書され
    次々に掲出されていました。「琵琶」に因む句も多数あり 聴いていただけたのだな
    と実感しました。  演奏の場からは見えませんでしたが 見上げると 三重塔の右横に
    皓々とした月が高く冴え渡っていました。





    第32回 明石伝統芸能協会定期公演 明石市民会館にて(9月 4日)

            

                   

   私は6歳の時 母旭寿に 手ほどきを受けました。当時明石の一心会館に柴田旭堂先生
   の稽古場があり 幼少より本多旭巳師に師事していた母は 柴田先生に新曲を習いに
   一心会館へ伺うことになりました。私も一緒について行き その内に稽古をして頂く様に
   なりました(右下写真 初舞台で母の伴奏で〈浦島太郎〉を熱唱)。
   明石伝統芸能協会は昭和55年に発足し(左上写真 設立パーティーにて共演) それ以来
   母との共演の多くは この会での演奏となります。東京での琵琶楽協会の演奏会では
   2度共演しています。演奏後母は一人明石へ帰り 翌日あの阪神・淡路大震災に遭遇し
   隣人に救出されました。このことは 忘れがたいことです。
   改称第一回目となるこの度の公演に 大勢のお客様がご来場くださり大盛況でした。
   演奏の機会が少ない創作曲〈野辺の草・妓王〉を 明石の地でも聴いていただけました。
   母にも聴いてもらいたかった・・・・。




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    〔2011年8月〕 
                           
                



    
八朔の雛祭り ~平家物語と白拍子の舞~ 室津賀茂神社にて(8月21日) 

       

   雨の中を大勢の氏子の皆さまが 五張もの大テントの設置やお茶席などを用意され
   幾日もの間準備されてきた〔室津八朔の雛祭り〕のオープニングの催しは 厳粛に神事
   から始まりました。来年のNHK大河ドラマ〔清盛〕に 賀茂神社での撮影が決まったとの
   報告に拍手が起こりました。〔新粉細工の鯛〕が神殿のお雛様に室津幼稚園のゆかた
   姿の子供達から供えられ そして20年前に江戸時代の譜が復原された 古謡〔棹の歌〕
   が保存会の皆様により披露されました。
   この古謡は母が習っていた宝生流にも似ていると思いました。
   自作の曲にどんな振り付けをなさったのか 拝見できず残念でしたが 白拍子舞の井上
   由理子さんの舞の動きを 横で感じつつ 琵琶を奏でました。



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    〔2011年 4月〕




     平成23年 放哉忌 ~小豆島の尾崎放哉  西光寺にて(4月 7日)

              

     
放哉大賞を受賞された熊本からの女性や 入賞の各地の皆さん そして大勢のファンに
    見守られて本堂で法要が行われました。その後少し離れた小高い丘に設けられた放哉
   さんのお墓まで 好天の中を三々五々迷路をたどりました。お酒が好きだった放哉さん
   墓碑には 毎年防府から参列される方が持参の日本酒〔山頭火〕が 多くの参列者の手
   で次々と灌がれました。放哉記念館の庭に〔入れものがない両手で受ける〕の碑があり
   琵琶歌の中に登場する木瓜の花もその横に咲いています。演奏は初演の2部を含めて
   およそ45分間 1部には放哉さんが小豆島で作られた句の中から11句が散りばめられ
   2部では死後の放哉さんが描かれています。ジュニア賞の応募は小豆島の4小学校と
   1中学校 また 生誕地の鳥取から1小学校 合計540人で806句とのことです。




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    〔2011年 3月〕




    親鸞聖人750回大遠忌 ~琵琶で語る親鸞聖人 浄泉寺にて(3月20日)

   
    

   
稚児行列は30名の子供たちが参加し あいにくの雨でしたが 華やかに行われました。
   親鸞聖人の大遠忌法要の後の記念演奏会で 〈粟田口〉〈板敷山〉に続き聖人のご往生
   を描いた〈西洞院〉を初演いたしました。帰宅直後に地元の郷土史誌が配布され 中に
   〈板敷山〉に登場する明法坊辦圓の逸話が大きく掲載されていることを知りました。
   それによると 私の住む地域で辦圓師は16歳まで過ごされ 隣村には分骨を奉じた墓
   と五輪の塔があるとのことです。不思議なご縁を感じます。
   演奏後に足を延ばし下関の赤間神宮を訪れました。以前訪れたのは 遥か昔の事。
   所属する筑前琵琶日本旭会の全国大会が小倉であり 団体で訪れました。 この度は
   冷たい雨のそぼ降る中 七盛塚や芳一の像に静かに香を手向けることができました。




                                                   〔この頁の最初に戻る〕

    春をはこぶ ・・・ 琵琶がたり   宍粟市立図書館にて(3月 6日)

            

    
久しぶりの地元での演奏会で 大勢の皆さんが聴いて下さいました。 後日 街でお会い
   した方々からお声をかけていただく事もあり 地元ならではとうれしく思いました。
   この度の演奏会会場の防災会館の一階には 市民に広く防災の知識を持ってもらおう
   と過去の 主に近隣の災害の事例や解説 また災害に備えての必要な装備が展示され
   ています。演奏会の時には 五日後に大地震・津波 そして原発問題が起ころうとは 誰し
   も思ってもいなかったのに・・。これまで他国での大津波の様子を映像で見てきましたが
   地名など不案内で実感がありませんでした。訪れたことのある地名や 馴染みの名前が
   沢山あり その大きな被害に本当に心が痛みます。お見舞いを申し上げます。




                                                   〔この頁の最初に戻る〕
    〔2011年 2月〕




   
西本願寺   日曜講演     問法会館にて(2月 6日)

   

   冬の京都は大変厳しい寒さとなりますが この日は珍しく 穏やかな日差しに満ちていま
   した。西本願寺の外壁には〔世の中安穏なれ〕というスローガンが掲げられ 多くの方々
   がお参りされています。ご往生された西洞院あたりを少し散策し 思いを馳せつつ演奏
   しました。聞法会館の食堂にて昼食をいただき 午後には かねてよりご教示頂いている
   お寺の老師をお訪ねしました。師の尺八の師匠・兼安洞童師のお話や 宮城道雄師の
   ことなどを色々と伺う事が出来ました。 時間の経つのが早く 京都駅から電車に乗る頃
   には はや 帰宅途上の人々でいっぱいでした。




                                                   〔この頁の最初に戻る〕
 〔2011年 1月〕
                                                           
                

    印南野半どんの会 創立30周年記念新年祝賀会 にて(1月30日)

             

    良い天候に恵まれて 会場の稲美コミュニティーセンターまでおよそ70分のドライブ
    でした。この日は演奏に先立って表彰式などの行事があり 演奏時には 会員以外の
    予め申込みをされた一般の方々も大勢参加され 100余名の皆様がお聴きください
    ました。印南野半どんの会では年に2回 文芸と郷土研究の雑誌(印南野文華)を
    継続 して発刊されています。昭和57年1月の創刊で 現在59号まで発行されていて
    今年の半ばには記念の60号が発行されるとのことです。郷土研究の記述の中には
    父から以前聞いていた地名も幾つかあり この地域に興味がわきました。明治時代に
    宮司を していた先祖が遺した歌集には 播磨を中心に遠方の地名・人名も記されて
    いるのでひも解いてみようかと思っています。





   エコール水方・日本きもの学院 ~新春の集い にて(1月 9日)                                       
            

   
華やかな和服姿のみな様が集う和やかな新年会で 〈舞扇鶴ヶ岡〉を演奏しました。
    食事の後には 10分間で帯を着付けるというコンテストがあり 数組の方々が挑戦さ
    れ 普段目にすることのない珍しい様々な結び方が披露されました。
    最後にゲームがあり 生地や帯締め草履など 和装に必要な品々が 幸運の女神に
    微笑まれた方々に当たりました。私にも春先から縁起の良い事でした。




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